「おにぃちゃ~ん」
と周りに響きわたるぐらい大きく悲しい声がした
「おにぃちゃ~んまってよ~」
交番にいた警官もあぜんとしている
「おにぃちゃ~ん」
「ん?誰がおにいちゃんだ?」
「ハルおにぃちゃ~ん。まってよ~」
といってハルに近寄ってくる。
「おい!お前なにいってんだ」
近くにいた警官もすぐに寄ってきた。
「いやこの子は全然知らない子で・・・」
「じゃあ何で君の名前を知っているのかね?」
「いやそれは・・・」
「まぁとりあえず免許証かなにか見せなさい。」
「あ、はい」
ハルは後ろポケットにある財布から免許証を取り出し警官に渡した。