「それじゃ、そろそろ行きます。」


冬馬は立ち上がり保健室から出る準備をした。


「は〜い。怪我には気を付けなさいよ!!」


美月は冬馬を指差しながら言った。


「分かってますって。先生も風邪とか引いて学校休まないで下さいよ。」


ニコッと笑って返事を返した冬馬はそのまま保健室から退出した。




「……あ〜ぁ、私があと5歳若かったらな〜…。」



冬馬が出ていった後、美月が顔を赤らめながらそう呟いたのはまた別の話。