「…………。」
冬馬は何も言わない。
「黙ってんじゃねぇよ!!何か言えよ!!」
俺は冬馬の胸ぐらを掴みながら怒鳴る。
「何か言えって言ってんだろーが!!」
「ちょっ…ちょっと2人共、どうしたの!?」
俺の怒鳴り声に気付いた女子2人が駆けつけた。
「来んじゃねぇ!!どっか行ってろ!!」
その女子2人に対して怒鳴ったのは冬馬。
「な…んで?どうしたの冬馬くん?」
遠藤は驚いてる。
「……どっか行っててくれ。頼む…。」
冬馬が下を向きながら遠藤たちに言った。
その時、
「……美咲ちゃん?あっち行こう?」
小雪ちゃんが口を開いた。
「………分かった。」
遠藤は納得いかないような顔をしながらも、公園から出ていった。
再び公園内には2人だけになった。
「…何があったんだよ。」
少しだけ頭が冷えた俺はもう1回冬馬に聞いた。