「そっか…それぐらいなら仕方ないかもね。」


「…けどさ、小雪ちゃんって家出してきたんだろ?大丈夫なのか?」


「いつかは話をつけないといけないと思ってたし、親が来たら何とかするよ。」



「そうだな…なら、そうしよう。」



奏太くんも大ちゃんも賛成してくれた。

ホントは小雪ちゃんにも聞きたいけど…

目を覚まさないから無理だった。



「あ…報道しても大丈夫だそうです。」


「…そうか。なら後はこっちで何とかするからな。とりあえず…10日ほど待ってろ。」



「分かりました。ありがとうございました。」



「気にするな。それより…うまくいったのかい?」



「あ、おかげさまで。…沢村さんのおかげです。」


ホントに沢村さんに助けられた。



「そうかい、なら良かった。俺も今頑張ってるからな、楽しみにしてな。」



沢村さんは自信満々に言った。



「はい。頑張って下さいね。」



応援してます。





「おう、それじゃ…な。」




「はい、さようなら。」





別れを告げ、携帯をしまった。