「……………。」
冬馬くんは黙ったままだ。
「冬馬くん…?」
「……本当は3人のはずだったんだ。K高に入って甲子園を目指すのは。」
冬馬くんは静かに語り始めた。
「俺と大輔と…奏太って奴がいてな、中学校の時に約束したんだ。『3人で甲子園行こうなー』って。」
「奏太って中川奏太くん?」
中学校は違うけど、名前なら聞いた事がある。名センターとして各校から注目を浴びたのは有名な話だ。
「そう。走攻守揃った名センターの中川奏太。」
冬馬くんは空を仰ぎながら話す。
「その人…どこの高校行ったの?」
3人で約束したのにこの高校にいないのは…おかしいよね。
「さぁな。どこ行ったのかは知らねぇ。……生きてるのか死んだのかすら……知らねぇ。」
冬馬くんは黙ったままだ。
「冬馬くん…?」
「……本当は3人のはずだったんだ。K高に入って甲子園を目指すのは。」
冬馬くんは静かに語り始めた。
「俺と大輔と…奏太って奴がいてな、中学校の時に約束したんだ。『3人で甲子園行こうなー』って。」
「奏太って中川奏太くん?」
中学校は違うけど、名前なら聞いた事がある。名センターとして各校から注目を浴びたのは有名な話だ。
「そう。走攻守揃った名センターの中川奏太。」
冬馬くんは空を仰ぎながら話す。
「その人…どこの高校行ったの?」
3人で約束したのにこの高校にいないのは…おかしいよね。
「さぁな。どこ行ったのかは知らねぇ。……生きてるのか死んだのかすら……知らねぇ。」