うち18歳。
同級生のアスカとで毎日、遊びに明けくれてた。
意味もなく街を歩いて週末はclub通い めちゃめちゃ楽しかったけど お金がない。
二人でバイトしたりしたけど長く続かず アスカが「なぁ。楽してお金入らんかなぁ」って言った。
うちは「そんなん。売りかキャバとか風俗せんとあかんのちゃう」って二人で考えた。
そして出した答えは「体は嫌やからキャバしてみよや」から、うちの人生が始まった…


年齢を偽って採用されて店の中を見せてもらった。ダバコと香水にアルコールとか大人の香りでイッパイ。


綺麗なドレスを着て
ダッサイおじさんを相手してるオネーサンや どっから見てもヤクザやんってのを相手してるオネーサン方を見て、うちにもできるんやろかって少し不安になったのを覚えてる。


翌日から初仕事。
二人でドキドキしながら控室に入ると…マネージャーさんがうちらの事を紹介してくれた。「すぐ慣れるわ」とか「うちらもこんな緊張時代あったなぁ」ってそれぞれのオネーサンは笑ってた。


うちはアキさんていう三年目の人のヘルプでつき お客さんの相手の仕方やこの仕事のマナー&ルールを教わり毎日、たくさんのお客さんと関わらしてもらった。


お酒飲んだり自分が経験した事ない世界を聞いて感動したり楽しかったけど 怒られる事もイロイロうまくいかず悔しくて控室で泣いてたりの毎日やった

アッという間に2ヶ月、3ヶ月って過ぎ うちとアスカも ようやく慣れてきたかなって話してた。


ある日、いつもと同じようにアキさんのヘルプにつかしてもらった。 お客さんが二人。建築関係の仕事をしてて お互いに若社長さんらしい。
うちは25歳で社長やって スッゴーめっちゃかっこええわって思ってた。
その日は それで終わって その人の事なんか忘れてた。


でも、数週間後に来た。今度は一人で しかも うちを指名
しかも初指名やって めちゃめちゃテンション

彼は25歳の若社長。独身で恋人なし。
名前は さわきさん。

その時には まだ恋が始まるなんて思ってなかったけど…きっとこの日からうちの恋が始まったんやと思う。


ツヅク