顔をあげると王子似た顔が…










「なにみてんの?」

「ぃや…別に…」

顔伏せた

「なに?」

谷村は私の頭を撫でてくる

その仕草がどことなく王子に似てた


でも顔あげたとたん一瞬でもそう思ってしまった自分を憎んだ


バシッ


「いったぁぁぁ」


「じゃあな」

王子は女の子にでこぴんなんてするはずがない


最低…











でもなんか嬉しかった…