眠くて軽くボーッとしながらも、
音のした方向に近付く。



するとそこには...




「..なんだ、人かよ...。」




...。




「人ぉっ??!」




ゴミステーションには何やら女らしき人陰が倒れている。



サッと血の気が引いて、
走ってゴミステーションの方へ向かう。



その人陰は..スースーと寝息を立てている。



俺は、
マンションの屋上とゴミステーションの女を交互に見比べた。



..有り得ねぇ...。



俺の家は14階建てマンション。



..有り得ねぇ...。



ゴミステーションを見ると、
大型ゴミのシールを貼られたベットが置かれている。



この上に落ちたのかよ...



仕事柄大量の酒を飲む為か頭の回らない俺に警察に連絡するという考えはなく、
ゴミステーションの女(ゴミ女でいいや..←)を抱えると、
一先ず自分の部屋に連れていくことにした。