*桃花side*
「桃花、ちょっと、聞いてくんない?」
「何?蜜ちゃん?」
なんだろ…。
「あたし、好きになっちゃったみたい」
「も、もしかして…こ、ムグッ!」
蜜ちゃんが急に、あたしの口を塞いできた。
「違うっつーに!」
「じゃ、誰よ。まさか、蜜ちゃんも、蒼慈君のことが…」
「違うの。尚斗くん…なの」
え、えぇぇぇぇ!!!!
「い、いつから?!」
「2年の途中…かな。たぶん、もっと前から好きだったんだと思うけど、確信したのは、その時」
そんな前から…。
「なんで、もっと早くから言ってくれなかったの?」
「いやぁ、桃花たち応援してて、つい…」
って、ことは、あたし達のせい…。
「あたし達のせいだ…。ゴメン」
「なんで、あんたが謝ってるのよ。こっちが、言い出さなかっただけのこと。気にするな!」
なんか、新たなカップル、登場の予感♪