#光輝side#


はぁ、退屈なHRが終わった。

「光輝クン、桃花サン、今日の放課後、生徒会室にきてね。最初の仕事、頼みたいから」

…めんど。

「はいっ!分かりましたっ!先生」

おい、桃花、何快く、引き受けてるんだ。

「ヨロシクねぇ」

「光輝。何しけた顔してんねん」

何って…。

「当選できたのは、嬉しいんだけど、なんか、めんどくさそうで…」

「何や。そんなこと知っとって、立候補したんやとおもぉた」

そんなこと、考えて無かったよ…。

蒼慈と桃花が仲良くならないようにと思って…。

桃花の隣に居たくて…。

「ふぅ~ん。今、お前の顔見とって、分かったで。桃花のことしか、考えてなかったんやろぉ~」

「そっ、そんなことねぇよ」

ズバリ当てられた…。

「光輝っ!」

「うわぁっ!!」

_ガッシャーン_

「こ、光輝っ!?大丈夫っ!?」

「っつー。急に来んなよ、ビビるじゃねぇーかよ…」

急に大声で呼ばれたから、ビックリして、イスごと転げ落ちた。

「で?何の用だ?」

「今日の放課後、一緒に行こ?」

「あぁ、わかった」



桃花は、真矢那や、蜜乃の元に行った。