#光輝side#


ったく…桃花のヤツ…授業ボイコットしやがった……

でも、あの真矢那っつ~ヤツもいね~し…

アイツ、桃花に何かしてね~かな…。…あぁ~気になる~!

「…ン、…きクン、光輝クン!!!」

「は、はい!!」

「続きを読みなさい」

や、やっべ~!全然聞いてなかった!!!…ど~しよ…

「85ページの3行目」

「え?」

隣にいた尚斗が、「ガンバッ!」なんて言いながら、教えてくれた

「お、おぉ…」

曖昧な返事をしてしまった。後から、しっかりお礼言わないと…

_キーンコーンカーンコーン_

「きり~つ」

号令がかかったので、立った。

「ありがとうございました」

「光輝クン、尚斗クン、ちょっと来てくれ」

「「はぁ~い…」」

先生に呼ばれたので、俺と尚斗は先生のもとへ行った。

「桃花クンと真矢那クンについて何か知らんかね…」

「さぁ~?俺は知らないっすよ…」

「俺も光輝と同じや」

放課は、あいつ、ほとんど梶川と…

ん?梶川…!あいつに聞けば分かるかも!

俺は梶川のとこへ向かった。