「あら、もう行くの?早いわねぇ。楽しんできなさいよ」
「うん。お母さん、言ってきまぁす」
「眞薙華さん。桃花、借ります」
借りますってどうゆうことよっ。
「いいわよ。こちらこそお願いします」
「行こうか、光輝」
「光輝ぃ、桃花ちゃん。いってらっしゃぁい」
「あ、瑚槇さん!!いってきまぁす!」
瑚槇さんとは、光輝のお母さんであたしのお母さんの幼馴染みなんだよ♪
「母さん…。元気すぎだろ」
「元気なのは、健康な印。長生きだね」
でも、ウチのお母さんも、負けてないような…。
「桃花、早歩きだ。電車の時間に間に合わないかもだから」
「了解っ!!」
≪駅≫
「はぁ…はぁ…。何とか間に合ったかな?」
「間に合ったんじゃね?分からんけど」
まぁ、間に合ったことにしておこう。
「切符買わないとだね」
「お前の分は、俺がとりあえず払っておく」
「ありがとぉ。今日の光輝、何か優しい!!カンドー!!」
光輝の優しさにカンドーの桃花でした♪