#光輝side#


俺とカケルは今、多目的ホールに着いた。

「おぉ!!光輝、やっと来たかぁ。待ちくたびれたんやで??」

「せっかく、俺と真矢那で、光輝にピッタリのヤツ決めといたのに…」

俺に似合うタキシードなんか…ねぇよっ!!

「なぁ、光輝。隣…誰やの??」

「あぁ、コイツ??コイツは…」

俺が言おうとした、そのとき…。

「俺は、野瀬カケルです」

「で??」

「あぁ、カケルは桃花と仲良くなった、1年の華香ってヤツの…」

すると、横からまた…。

「彼氏です」

「なるほど。そやったら…アンタのも選らんだるわ」

おぉ…。

「じゃぁ光輝は俺、カケルは真矢那に」

「分かりました。真矢那先輩、お願いします」

「おぅ!!任しときや!!」

俺とカケルは、蒼慈と真矢那にタキシードを着せられた。



「蒼慈??カケル出来たけど…光輝どうや??」

「こっちも出来た。光輝は似合う!!」

に、似合わねぇよ…。

「カケルもなかなかのモンやで??」

「それじゃ、お披露目と行こうか」

お披露目って……。

「せ~の」

「「ジャジャ~ン!!!!」」

「「ぉうわっ!!!」」