*桃花side*


「どうしたの?」

「お前は来んな」

え?!

「何でぇ?!どうして?!」

「そんな格好じゃぁ、歩きにくいだろ??」

別に……。

「大丈夫だよ。転ばないように歩くもん」

「そうゆう問題じゃ……」

じゃぁ、どうゆう問題さっ!!

「みんなの前にその姿で登場したら、堂々と戦えなくなるだろ?」

「どうゆう事ですか??」

「みんな、ウエディングドレスなんか、間近で見たことないだろ?ほとんどが。で、一番初めに見たのが一番記憶に残りやすい。そんな状況じゃ、戦うのに何かアレだろ?」

あぁ!!

「そうゆう事ね。確かに、実力で戦えなくなるのはね、ヤダよ」

「そうゆうことだ。分かったかね?桃花サン」

「待ってて!!華香ちゃんに聞いてくるから」

こうゆう時の華香ちゃん!!

「華香ちゃ…ん」

「はい…?どうしましたか?」

華香ちゃんの隣に…。

イケメン君発見っっっ!!!

「華香ちゃん…その人…彼氏君?」

「…はい///」

「こんにちは。僕、カケルといいます」

いいねぇ。お似合いだねぇ。

「あのさぁ、男の子もタキシード着るらしいんだけど、ウエディングドレス着たまま、男子について行く?」

すると、カケル君が…。

「華香のウエディングドレス姿を、他の獣達の眼中に入れたくないので、連れて行きません」

いいこと言うじゃぁん。カケル君。

「分かった。華香ちゃん、カケル君がタキシード取りに言ってる間、色々教えてね?」

「はい///」