*桃花side*


何故か、あたしは幕の裏にいる。

『お前、本番でガチガチになりたくねぇだろ。丁度良い。練習しろ。生徒会に入ってるからこそ、出来るんだぞ。他のヤツは練習なんか出来ねぇからな』

光輝が言うにそうらしい。

『続いて、エントリーナンバー7番、高乃桃花さん』

あたしは、名前を呼ばれたので、ビックリした。

幕と幕の間から足を出した。

「よし。行こう」

そして、あたしは、あたしじゃ無いくらいの自信を顔に出してみた。

…つもり。

あたしは堂々と歩いた。

誰にも負けない、そうゆうオーラを放った。

「いいぞ、桃花。その調子やで。緊張なんせんでもええねんよ」

「桃花ちゃん、可愛いです。このまま、堂々と歩いてください」

あたしは詩穂音ちゃんと真矢那ちゃんの言葉で、勇気がでた。

あたしはステージを歩いて、本番並ぶ場所に並んだ。

「桃花ちゃん。モデルウォーク、可愛くカッコよかったです。完璧ですね」

「桃花、あんた凄いなぁ…。こんな短期間に、あんなかっこえぇモデルウォーク身に付けるとはなぁ。関心や、うんうん」

「あ、ありがと…///」

こんなに褒めて貰えるなんて…思ってなかった。



この後、リハーサルは着々と進んだ。