*桃花side*


あれから、3日経った。

そして今日は、7月14日なんだよぉ。

「光輝ぃ…。ミス・コン3日後だよ…。ダイエットするの忘れてた」

「残念でしたね。桃花サンッ!」

そう言って光輝は、走り出した。

「あっ!ちょ、ちょっとぉ!待ってよぉ。待ってってばぁ!!」



≪学校≫

「桃花チャン」

「おぉ!詩穂音ちゃん。どうしたのぉ?」

「あのデスネ…。私の好きな人は須永クンでは無かったようです」

…?

「…どゆこと…?」

「私の好きな人は、須永クンでは無く、須永クンの双子の弟さんの『須永靖慈』って言う方だったんです」

………。

「え…。人違いだったってこと…なの?」

「いえ。本当に好きだったんです。でも、靖慈サンと、須永クンが一緒に話しているのを見ていたら…。いつの間にか、靖慈サンを目で追っていました」

「そうゆうことかぁ。いわゆる一目惚れってヤツだ。でも、二人って顔一緒じゃないの?」

双子なら、顔は一緒だよね…?

「一緒ではないんです。あのお二方、二卵性なのか、あまり似ていないんです。どちらもカッコいいんですが…私の好みは靖慈サンでした。須永クンに頼んで、話をさせてもらったところ…とても、優しかったです」

性格は似てる…かな?



それから、詩穂音ちゃんとしばらく話していた。