「んーでも、こんな思ってくれる人なかなかいないよ?」

とさつき。

「いやいや。みんなもめちゃくちゃ思われてるし。」

「でも、怜くんはほんと、すごかった。」

と実紅

「そんなに?」

「うん。いいな~そんな彼氏欲しい!」

とあかね。

「いいじゃん、あかねは同居してるんだし?」

「えへへへ。いいでしょ?」

という。

「はー、純希はバイトで最近ぜんぜん会えないし。」

とさつき。

「それさ~、私思うんだけど、なんかさつきにプレゼントしようとしてるんじゃない?」

と私が言ってみる。

「え?」

「ありえる。」

とあかね

「たしかにね」

と実紅

「なんで?」

「だって・・・、もうすぐ・・・さつきの誕生日じゃん・・・。」

と私が言うと、思い出したかのように

さつきが目を丸くした。