「怜?」

「ごめん。このままでいい?」

「あ・・・いいけど。」

「俺さ、後悔してんだ。」

「うん。」

「なんで美羽を手放したんだろうって。なんで電話してやらなかったんだろうって。」

「・・・うん。」

「手放してやっと気づいたんだ。」

「うん・・・。」

「美羽が俺にとってめちゃくちゃ大切なんだって。」

「うん。」

「だから、まだ美羽の気持ち変わってないなら。」

「うん・・・うれしい。そんな風に思ってくれてたなんて。」

「うん。」

「やばい。恥ずかしい。」

「はは。改めて言うな。」

と怜の手が離れた。

そして・・・