......

「ねぇ、貴方はどうして無口でそんなに意地悪なの?」

赤頭巾ちゃんは泣きながら尋ねます。

「はぁ......」

狼さんは頭をかきながら、ため息。

「せっかくの休日で遊びに来たのに、デートもしてくれない。もう二か月もどこにも連れて行ってくれないじゃん......構ってもくれないし......話かけてもシカトだし。目も合わせてくれない......好きだよなんて言ってくれた事もない。.....結局は好きなのは私だけじゃないかぁ!」

赤頭巾ちゃん......

今まで寂しかったんだね。

我慢してた事を泣きながら、狼さんに訴えました。

「ったく......しょうがねーな。」

グイッ!

狼さんは立ち上がって、赤頭巾ちゃんを抱き寄せます。

「ごめんな......?」

狼さんは赤頭巾ちゃんに謝って......

それから、ジッと赤頭巾ちゃんを見つめて

「好きだよ......」

って囁きました。

「......私もすきぃ!」

赤頭巾ちゃんは泣いて言って、狼さんに思いっきり抱き付きました。



素っ気無い狼さんと構ってもらいたい赤頭巾ちゃん......

これからもお幸せにね?

めでたしめでたし......

かな?