「オミー!!」


私は階段の途中から顔を出した。


「何ー?」


オミが私を見上げながら叫んだ。


「色々とありがとねー♪」


私はそう言うと階段を駆け上がった。


面と向かっては言いづらいから…


でもちゃんと言いたかったから♪



「…鈍感なやつ。」


その時オミは、優しく微笑んでいた。



「楽しかった♪」


結局私は三回連続で滑った。


「ある意味すごいね…」


オミは呆れていたけど、楽しかったから良いんだもん♪


「お腹すいた♪」


「はやく皆と合流しよ?
皆もお腹すかせて待ってるよ。」


「うん♪」


次は手を繋がなかった。


だから並んで歩いた。


なんか…こういうのも良いなぁ♪