「あっ、前進んだよ?」


ごまかされた?


なんか変だな…


あいつらに絡まれたからかな?


私達の番になり、私が先に滑った。


結構長くて楽しい♪


滑ってる間に、オミに対するモヤモヤした気持ちは吹き飛んでしまった。


「はー、楽しかった♪
ね、もう一回行こ?」


まだ空いてるし♪


「いや…俺はもう良いや…」


「あれ…もしかして本当は苦手?」


私はニヤリと笑った。


「下で待ってるから、早く行ってこい!」


オミったら照れちゃって♪


「はーい♪」


私は階段を駆け上がった。


『俺も乗りたかったけど?』


無理してたんだなぁ…


本当は苦手なのに、私に付き合ってくれたんだ。