ただ、好きなだけ

見ているだけで

幸せだったんだ

少し低めの……

それでも、

僕より高いアルトで

いつも強がりな笑顔で

さりげない優しさがあって


そんな君が好きだった


出来る事なら、

君の隣にいる資格が

欲しかった

でも、

拒絶の言葉が怖くて

言えないまま


そんな弱い僕が悪いのに

君を独り占めしたくて

僕だけのモノにしたくて


つい、願ってしまったんだ


僕と君以外の世界の崩壊を

ねぇ……僕を見てよ

どうかその眼差しを、

僕にも向けて下さい

僕を……愛して下さい