早くバスケがしたいと思ってた。



今朝、教室で会った梨子ちゃんとも仲良くなったし、

一緒にバスケ部入ろうって話してた。



今日、この入学式が終わったらすぐに、

見学に行かせてもらえるように、顧問の先生には許可をもらった。




「楽しみだね」

背の高い梨子ちゃん。

当然のようにバスケが似合いそう。



あたしは……



小さな夢を持ってこの学校へきた。