空に手を伸ばして、

必死に助かろうとする頭に浮かんできたのは…



あいつの顔だった















「………え、そんな……」



目の前には真っ白な天井

すぐそばで聞こえる母親の声
と、医者か



「でも、あと1年なんです……」