「お疲れさまです!差し入れに、これ、どぞ。」
スポーツドリンクを入れたキーパーを手渡す。
すると、周りの部員達が一斉にキーパーに集まった。
「俺が先だ!」
「俺が!」
……そうとう、喉が渇いてたんだね……
「じゃ、失礼しました~」
そう言ってドアに手をかけると、
「斉藤!」
前田先輩に止められた。
「はい?」
あたしは振り返って尋ねる。
言いにくそうだった前田先輩だけど、顔を上げて言った。
「や、常磐が自主練習してるから、そっちにも行ってくれないか?」
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