「浅葱」

はっと我に帰ると、目の前の3人は、少し気まずそうに立ち尽くしていた。


「浅葱は、強いってずっと思ってた」
「悪口も、聞いてないってか気にしないってか…ねぇ?」
「本当に付き合ってるって思ってたし」

3人は、口々に話しはじめる。

「先輩に、言われたの」
「だから、、、」

「ふざけんな!!!!!」

………ゴクン。

藤沢先輩が、怒りで震えているのがわかった。

「てめえら、言い訳ばっかぬかしやがって…結局やったんだろ?!お前らが浅葱をいじめたのは事実だろうが!」