その次の日から、あたしへの嫌がらせは日に日にエスカレートしていった。 「えー、翔先輩と付き合ってんの?」 「相手にしなくない?」 悪口はあちこちに飛び回るくせに、ボールは完全にあたしを目がけて投げ付けられるのだ。 あたしなんかはもう、1人でやっていくしかない…そう思った。 あたしなんかいなくても、みんなは気にしないだろう。 あたしなんかいなくても、、、 あたしなんかが、、、 あたしなんか。