薄暗い中でも、藤沢先輩の背中が震えてるのがわかった。


「俺、やっぱりお前のこと好きすぎる。俺自身が許せない…あんな、嫉妬で怒鳴り付けて…」


「先輩、、、?」


「岬に聞いたんだ。実戦のあと、お前がシュートの特訓をしてたんだと」

ごめん、、、

先輩がつぶやいた。

「すごく、きれいなレイアップだった」


「あ、、、見てて、くれたんですね」

「当たり前だろ、無意識に目で追うシステムになってんだよ」

「どんなシステムですか」


久しぶりに、先輩と笑いあえた。