「どこに逃げる気だ?」

「ギャッ!」

「何がギャッ!だよ…色気の欠片もねぇ」


せっかく入り口まで歩いたのに、、、

「逃げません!練習に戻るだけです…」

強気で言いたいのに、その相手がわかって、どんどん声は元気を失っていく。


「お前は今日はもう休み。ちゃんと体調戻さねぇと、残り2日乗り切れないぞ」

「でも、、、」


「俺のダンクも見せねぇぞ」

「え?」

そう。藤沢先輩が、あたしの目の前にいた。