「浅葱っ!」

「梨子、、、おはよ」

「おはよ、じゃないわよ!」

バシッとあたしの頭を叩きながら梨子は言った。


「何そのいかにも泣きましたって顔は!なんにも言わないで部屋出ていくし!ご飯も食べないし!倒れても知らないからね!」

「…ごめん、、、」

心配、かけちゃった。


「で?誰に泣かされたの?まさかまた藤沢先輩?それともビッケ君?」

「あ、、、いやあの~…」

梨子は今度はモップを持ってきて、あたしと並んで聞いてきた。