───頑張ってね。キヨは、その子がよっぽど大切なのね……





朝、母さんが俺を見送りながらかけてくれた言葉を胸に、俺は教室に向かった





「おはよう、岬さん。」

「おっ、おはよ!」

「思いついたよ。」

「本当?!教えて!」



俺は、母さんが考えた案を教えた。



「……もし、浅葱が告白にオッケーしちゃったら、どうするの?」

「まぁ、そん時はそん時で。俺としてもまんざらじゃないしね」

「うわ……意外なとこ発見」

「そう?」