かーわい……



そうつぶやいて、先輩はあたしの髪をすくい上げた。

部活で汗かいてるから、絶対臭いし。
固まってるし。

やだやだ~!!



「落ち着くわぁ」



いつの間にかあたしの髪…ん?首元?に顔を置いて、


あたしを離してくれるつもりは無いのだろうか…。



「先輩、あたし…」

「うん」

「あたし……」





───バンッ───