「―…ちょっとゴメン!
竹刀貸してっ」

「…は?ちょっ」


私は相手の男の子を無視して
竹刀をかりた。


カツアゲされている
小さな男の子は助けてっと
泣いていた…―よくみれば
顔から血が出ている。


…それに無数の傷。


(こんな小さな男の子に手を
出すとか許せない…―)



「…―あんた達!!
このこにお金を返しな」


「おっ美人じゃん」
「かっわいい」

「ヤらせてくれたら返すよ」


「「「ぎゃははっ」」」