“また明日。”

あたしがそう言って病室を出ると那央はビックリしたような顔をした。

うん、また明日。
また明日来るよ、那央。


だって、あたしはあなたが好きだから。

もう諦めるなんて言わない。

辛いなんて…苦しいなんて言わないよ。

那央の方が辛いに決まってる。あんな大きな病気をかかえてるんだから…。

あたしが支えてあげたい。
勝手だけど、そう思った。