王子様は、「はい。」と
一言笑顔でそう言って
まだ赤いね?大丈夫?と
私の頬をなでてくれた。

それに、また赤みを増す頬。

「王子 優です。よろしくね。」

と、王子様は告げた。







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「おうじ、ゆう?」

何かわからず、頭の中ははてなで
いっぱいになってしまった。

そんな時は、大抵そうするように
みっちゃんの顔を見あげた。

みっちゃんは、私より5cmも
背が高い。

みっちゃんは、そんな様子の私を見て
いつものようにやさしい笑顔で
やさしく教えてくれた。