おにぎりを頬張りながら
メモに目を通し、
悪いことをしたな、と
反省した。

明日には、いつもみたいに
うるさいくらいに絡んでやろう。
そしたら、みっちゃんも
笑ってくれるだろうし、
お兄ちゃんも呆れた顔をして
頭を撫でてくれるだろう。

明日は晴れてくれればいいな。

そしたら、優君に会えるかもしれない。

そこに優君がいたら、もっといい。
もっともっといい。



ふと、お兄ちゃんの部屋に目をやった。


明日の朝、ありがとうって言うより
今、ありがとうって言おうかな?

もう一人じゃ眠れそうにないから
お兄ちゃんと話しながら寝ようかな。

うん、そうしよう。