どれくらい眠っただろう?

外はまだまだ深い闇に
包まれていて、
時計に目をやれば、
時刻は2時を指していた。

おなかすいた・・・

夜ご飯も食べていない。

目覚めたお腹が
ぐぅとなる。



お兄ちゃんもう寝たかな?



部屋を恐る恐る出れば
明かりひとつ見えない。


リビングのライトをつけると
テーブルの上におにぎりが二つ。

「おなかすいただろ?
 とりあえず食え。
 
 それからみっちゃんから
 電話がありました。
 心配してたから、明日には
 元気な顔を見せてやれ」


そう書いてあるメモ帳が添えられていた。