みっちゃんとは、毎日一緒に小学校に行く。
お兄ちゃんも途中まで一緒に歩いていく。

みっちゃんを守る!そんな正義感を
勝手に感じていた私は、風邪をひこうが
熱が出ようがみっちゃんと一緒に
学校へ行った。

お兄ちゃんは、暴れるうたが心配だから、
それにみっちゃんに迷惑をかけるのが
申し訳ないとか言いながら
いつも一緒に家を出る。

なんだかんだ言っても
こうやって学校に行くのは楽しい。

優君がいたら、もっと楽しいのに。

でも、心の中に潜めている。

なんか、言葉に出すのは
少しくすぐったいから。

桜の葉も完全に散ってしまった。
春も終わり、もうすぐ
眩しい夏がやってくる。

嵐とともに。