放課後になり準備室で仕事をする。


段々暗くなってきた。


「ヤベッ!飯塚。」

やりかけの仕事をおいて、いつも愛用している黒のリュックを持って、飯塚の待つ教室に行った。


「飯塚、ごめん。
遅くなって。」


飯塚の席に目をやると、スクールバッグを枕に眠っていた。

俺は彼女を起こさぬ様、静かに前の席に座った。