車を玄関に廻し、保健室に戻ると飯塚が泣いていた。


何が有った?


足が痛むのか?と聞いても首を横に振るし。


俺、何か言ったんだろうか?


でも何故だろう。


彼女が泣いてる姿を見ると、俺まで切なくなってくる。


泣き止むのを、ただ黙って待った。


程なくして落ち着いて、彼女を病院に。

車からは、いつも聞いているロックが流れる。