五月になった。 ゴールデンウィーク突入。 「荷物それだけ?」 「うん。一泊だし」 「そか。お母さんに挨拶しなくて、ホントに大丈夫か?」 「…うん。」 夕べから、また違うおじさんが泊まってる。 新しい彼氏。 先生に逢わせたくなんかない。 あんな母親。