部屋に入っても、まださっきのキスの余韻が残ってる。


「喉渇いてないか?」


「あ、はい。」


冷蔵庫からお茶のペットボトルを取り出してグラスにつぐ。

「はい。」


「有難うございます。」


グラスを受け取る時に、先生の手に触れた。


そんな事にもドキドキする。


さっきまでの不安が薄れていく。