「龍一さん…くっつき過ぎ。」


「恋人みたいで、いいじゃん。
明日っから暫く教師と生徒になるんだから、今位くっついていよ?」


ヤバッ…泣きそう。

先生、優し過ぎる。

「涙、落ちそうになってる…。」


先生がキスで拭ってくれる。


こんなにも愛されてる…私。


「泣き虫だな。」


フフッと笑って野菜を切っていく。


その横で私は拭っても拭っても溢れる涙を止めていた。


ずっと私はこんな風に先生に泣かされるんだろうなぁ…。


その度に先生が宥めてくれる。