25分になったのを確認し

家を出た。


母さんは仕事に行っていたから

絡まないで済んだ。





ピンポーン♪



インターホンを鳴らす。


すると



『はい?』


と、華に似た声が聞こえてきた。



華の母さんか。




「ぁ……啓飛です。」


『啓飛くん!!?
ちょっと待ってね……

華ーっ!!!啓飛くん来たよ!!』




インターホン越しに


華のバタバタ走る音が聞こえる。





「ぉ、お待たせ!!!」



しばらくして

少しだけ息を切らした華が
玄関から出てきた。




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