これ以上いると


離れたくなくなるから

早く家に入ろうとした。







「………おぃ…」



パシッ




軽く腕を掴まれ


引っ張られる。




強い力……


抵抗出来ないっ…




それより、啓くんがあたしに触ってることが珍しくて


目を見開いてしまう。





「……っ…////」



そのまま

身体を受けとめられた。





「なんでそんな泣きそうなの」



「ひゃっ……」




耳元で囁かれ


身体がびくつく。



……息が耳にかかって
くすぐったい…




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