「……クスッ…

可愛いねぇ、お子ちゃまは」



「なっ……!!!///」




ニヤリと笑って


先に歩いていく啓くん。




な、何だったワケ…??



「……っ…」




ドアップな啓くんが

頭から離れない。



あたしがどれだけ彼を好きか



熱くなってる身体と


震えてる膝が教えてくれてる。





「……バカ」




いつまでも

子供扱いしないで




そう言いたかったのに


ドキドキしたままの心臓が

声を出すことすら許さない。




……あたし、こんなに


啓くんが好きなんだ…




.