「ったく…そういうことらしいけどいい?」




ドキッ



啓くんの優しい瞳に、胸が高鳴る。

また啓くんと寝られる…♪



一緒だと安心できるから、啓くんの隣は大好き。



あたしは、小さく頷いた。


それを見て、微笑む啓くん。



幸せだ…



そして、二人で庭に出て、ろうそくに火をつける。

ちゃんとバケツも用意して…



啓くんの持って来てくれた花火を選ぶ。




「まずはこれからな。」


「うん。」




暗い中に、明るい花火の光が映えて、目に残像を残す。



……綺麗…




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