「啓くんだって知ってるんだから、流行に乗ってるじゃん。
まだまだ若いね、啓くん」
フフと、変な笑いが込み上げる。
こうやって、二人で歩くのも
久しぶりで楽しい。
「てゆうか、なんで
買い物袋持ってんの…」
「これ?
これはケーキの材料だよ」
ケーキという単語でわかったみたいに『あぁ』と納得する。
「貸して、持つから」
手を差し出され
戸惑う……
これは、啓くんのために買ったんだし……
重いし…
戸惑っていると
買い物袋を奪われた。
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