啓くんのためなら頑張れる… なんてね。 啓くんを思い出して 頬が緩む。 「なーに、二やついてんだよ」 「……へ…」 頭をコツンと突かれる。 慌てて振り向くと…… 「け、啓くんっ!!!////」 突然過ぎてビックリする。 「何ぶつぶつ言ってんだよ?」 「…ぁ、違うよ…… 歌ってたの!!」 「うた?」 咄嗟に言った言い訳が 意味不明。 歌ってなんだよ…… 「誰の歌?」 「え……」 なんでもいいじゃぁん…!!! .