うそ
大丈夫なんかじゃない。
「…あんまり気にしない方がいいよ。
前田さんのことも、川田さんのことも。」
「……うん…」
涼さんが励ましてくれてるのが、すごくわかる。
優しいな……
「…あたし、啓くんのところ行きます。
ありがとうございました。」
頭を下げると
涼さんは微笑んだ。
「俺は何もしてないよ。
なんかあったら、俺の部屋においで。話くらい、聞いてあげられるからさ。」
「……はい…」
涼さんの部屋番号を聞いてから
中庭に戻る。
.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…